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お得に船旅!なかよしきっぷを選んだ理由


旅行が好きな方なら一度は「フェリーに乗って北海道へ行ってみたい」と思ったことがあるのではないでしょうか。
私もそのひとりです。
飛行機のスピード感もいいけれど、ゆったりとした移動や、非日常感のある船旅には独特の魅力があります。

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そこで今回選んだのが、フェリーとバスがセットになった「なかよしきっぷ」でした。
「なかよしきっぷ」は、東北と北海道をつなぐ移動手段として用意されている特別な切符で、フェリーと高速バスが一枚にまとまっているのが最大の特徴です。
料金もかなりお得で、移動費を抑えつつ旅の体験そのものを楽しめると評判。以前から気になっていたのですが、「実際に使うとどうなんだろう?」という素朴な疑問があったので、思い切って体験してみることにしました。
出発地は盛岡、目的地は札幌。オンラインでのチケット購入から始まり、八戸フェリーターミナルでの発券、夜のフェリーでの船旅、そして札幌観光へ。まるで小さな冒険のような旅の一部始終を、ここからリアルにお伝えしていきます。



スマホひとつで完結、思ったより簡単!

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旅の始まりは「チケットの購入」から。なかよしきっぷはインターネットで予約ができるので、今回はスマホからアクセスしてみました。操作はシンプルで、出発地や目的地を選び、希望の日付を入力するだけ。数分で予約画面まで進むことができました。もちろん、パソコンでの購入も可能です。
「ちゃんと予約できているかな…?」と少し不安になりつつも、確認メールが届いた瞬間に一安心。オンライン決済も選べるので、クレジットカードでそのまま支払い完了です。もし現金派の方なら、コンビニ支払いも選べるのがありがたいポイントだと思います。
紙の切符を買いに行く必要もなく、旅の準備がスマホひとつで整うのはやっぱり便利。昔の旅行では駅や窓口に並んで切符を購入するのが当たり前でしたが、こうして指先の操作だけで北海道行きのチケットが手に入る時代になったのだと、少し感慨深くなりました。
予約完了のメールを見ながらフェリーを使っての北海道旅」がより現実に近づいたことを実感し、胸が高鳴った瞬間でした。



夜のバスに揺られて、いざ八戸へ

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車内はリクライニング付きの座席で、想像以上に快適。出発してしばらくは盛岡の街並みが夕暮れの中に流れ、そのうち東北道へ。辺りが次第に暗くなっていき、夜の高速道路に入ると、バス独特の揺れが心地よく、ウトウトしながら「このまま眠っているうちに港に着くんだ」と思うと、不思議な安心感がありました。

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やがて車内アナウンスで目的地が近いことを知り、外の景色に目をやると、もう八戸の明かりが見えてきます。そして到着時に便利だと感じたのがバスチケットの仕組み。紙の半券をちぎるのではなく、降りるときにQRコードを読み込むだけで手続き完了。長旅の途中でも余計な手間がなく、とてもスムーズでした。



旅の実感が高まる、港の空気と出航前のひととき

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八戸に到着すると、まず向かったのはフェリーターミナル。バスを降りた瞬間、港特有の潮の香りと少しひんやりとした夜の空気に包まれていました。

ターミナルに入ると、広々とした待合スペースの一角に自動発券機が並んでいます。スマホの画面に表示されるQRコードを使って、ここで予約番号やQRコードを入力して乗船券を受け取ります。タッチパネルは操作がわかりやすく、画面の案内に従えばすぐに発券完了。紙の搭乗券を手にすると、スマホ画面で見ていた旅の計画が「いよいよ現実になる」瞬間で、気持ちが高まります。

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夏休みシーズンということもあって、家族連れや学生グループで賑わっていました。ライダーが大きな荷物を抱えていたり、自転車を持ち込む人がいたりと、フェリーならではの多彩な旅人が集まっているのも印象的でした。
やがて館内アナウンスが流れ、乗船開始の時間に。夜の港に停泊する大きなフェリーを見上げると、そのスケール感に圧倒されます。飛行機や新幹線の旅とは違い、まるで冒険の船出を迎えるような気分で、胸が高鳴りました。


タラップを渡る瞬間から始まる非日常

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発券を終え、いよいよ船へと向かいます。ターミナルからフェリーまでは、長いタラップを渡って乗り込みます。白い壁に囲まれたその通路は、まっすぐに船へと続く一本道。歩いていくと、フェリーに乗船するという実感がさらに高まっていきます。この距離感と静かな緊張感が、フェリーならではの特別な体験だと感じました。

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船内に入ると、そこには広々としたラウンジスペースが。椅子やテーブルが並び、テレビモニターでは航路や船の情報が流れています。旅人たちが自由に腰掛け、出港を待ちながら会話を楽しんでいる様子が印象的でした。

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さらに奥へ進むと、開放的な食堂エリアが広がります。大きな窓の横にテーブルが並び、ここで海を眺めながら食事やコーヒーを楽しめるのもフェリー旅の醍醐味。時間に追われる移動ではなく、ゆっくりと「旅そのものを味わえる空間」がここにあります。
やがて出港。デッキに出れば、港の灯りが遠ざかり、夜の海と星空が広がります。エンジンの低い響きと波のリズムに耳を澄ませながら、非日常へと踏み出した自分を実感しました。


朝の北海道に上陸、一路札幌へ

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船内で一晩を過ごし、外が明るくなってきた頃、フェリーはゆっくりと北海道・苫小牧西港に到着しました。デッキに出ると、ひんやりとした朝の空気が頬をなで、海の旅が終わった実感が湧いてきます。夜便のためお風呂に入ったあとに就寝したので長時間移動していたにも関わらず、起きたら北海道に到着していたという感覚の方が強くありました。

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下船はスムーズで、案内に従えば迷うこともありません。到着後はターミナルのロビーでしばし待機。広々とした空間で椅子に腰を下ろし、他の乗客の方も静かに休んでいる姿を見ると、自分も少しほっとしました。フェリーからバスへと移動する間のこのひとときが、気持ちを整えるちょうど良い時間になりました。

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やがて、札幌行きの高速バスが到着。乗り込む瞬間は、まるで新しい章が始まるようなワクワク感に包まれました。長時間の船旅を終えてからバスへ自然に乗り継げる流れは、「なかよしきっぷ」の便利さを実感できるポイントのひとつです。

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座席に身を沈めると、ゆったりとしたリクライニングと安定した乗り心地が心地よく、「このまま快適に札幌まで行けるんだ」と安心感が広がります。飛行機や列車とは違い、海と陸をつなぐ移動をシームレスに体験できるのは、このきっぷならではの魅力だと強く感じました。



駅から始まる街歩き、札幌の定番スポットめぐり

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最初に降り立ったのは札幌駅(地点:A)。道内最大のターミナル駅であり、JRタワーや大型商業施設が併設されています。広々とした駅構内を歩くだけで都会的な雰囲気を感じられ、観光客だけでなく地元の人々の生活拠点でもあることが伝わってきました。北海道各地へのアクセスの要であると同時に、旅のスタート地点としての高揚感を与えてくれる場所です。

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次に訪れたのは札幌時計台(地点:B)。誰もが写真で見たことのある建物ですが、実際に目の前にすると、その小ぶりながらも凛とした姿に思わず足を止めてしまいます。1878年に札幌農学校(現在の北海道大学)の演武場として建設されたこの時計台は、北海道開拓の歴史を今に伝えるシンボル。館内には展示資料があり、開拓期の教育や街づくりの歴史に触れられます。元・社会科教師としては「ここは授業でもぜひ語りたい場所だ」と改めて思いました。

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その足で向かったのはさっぽろテレビ塔(地点:C)。大通公園の東端に立つランドマークで、高さ147.2mの鉄塔は、1957年の完成以来、市民や観光客に親しまれてきました。エレベーターで展望台に上がると、札幌の街並みが一望できます。特に午前中の澄んだ空気の中で見る大通公園は格別で、碁盤の目のように整った札幌の街づくりがよくわかります。展望台からの眺めは、札幌に旅行という実感を強めてくれるものでした。

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昼食前には二条市場(地点:D)へ。札幌市民の台所として100年以上の歴史を持つ市場で、鮮魚店や青果店が軒を連ねています。観光客向けの食事処も多く、新鮮なカニやホタテ、サーモンが並ぶ光景は圧巻です。市場の中を歩いていると威勢のいい声が飛び交い、北海道の食の豊かさを肌で感じられます。市場で食べるからこそ味わえる鮮度は、旅のハイライトのひとつになるでしょう。

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二条市場から徒歩と電車を使い、最後に立ち寄ったのは諏訪神社(地点:E)。市街地からそう遠くない場所にありながら、境内は緑に包まれ、都会の喧騒を忘れさせてくれます。創建は明治期とされ、札幌の発展を見守ってきた神社です。旅の締めくくりに参拝をし、無事にここまで来られたことに感謝の気持ちを込めました。観光で歩き回った後に、この静かな場所でひと息つけるのは、とても心地よい時間でした。
こうして、到着直後から札幌の名所を効率よく巡ることができたのは、「なかよしきっぷ」で快適に移動できたからこそ。朝から観光に繰り出せるのは、この切符を使う大きなメリットだと実感しました。


知っている人だけが得をする「なかよしきっぷ」

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盛岡から札幌までの旅を「なかよしきっぷ」で体験してみて、一番に感じたのは利便性とお得さでした。通常であれば高速バスとフェリーをそれぞれ手配して合計1万円以上かかるところを、

このきっぷなら片道8,400円でまとめて購入でき、実際には約1,700円もお得になります。予約はスマホひとつで完結し、盛岡から八戸、フェリー、苫小牧から札幌までがシームレスにつながるので、乗り継ぎの不安もありません。

そして魅力は価格だけにとどまりません。

夜のフェリーで見上げた満天の星空、船の揺れに包まれて眠る安心感、苫小牧のターミナルで次のバスを待ちながら感じたワクワク――その一つひとつが**「移動そのものが旅になる」特別な体験**でした。朝のうちに札幌に到着できるため、その日から観光を満喫できるのも大きなメリット。今回は駅前から時計台、テレビ塔、二条市場、諏訪神社と効率よく巡り、移動も観光もどちらも楽しみ尽くせる旅となりました。

「なかよしきっぷ」はこんな人におすすめです。 

・移動費を抑えつつ旅を充実させたい人
・飛行機や新幹線では味わえない船旅を体験したい人
・家族や友人と、思い出に残る旅行をしたい人
・学生旅行や一人旅でコスパ重視の北海道旅を考えている人

便利さ・お得さ・快適さに加え、旅情まで味わえる特別な切符。知っている人だけが得をする「なかよしきっぷ」で、あなたも北海道の旅をもっと特別な思い出にしてみませんか?

移動スケジュール

最後に、今回「なかよしきっぷ」を使って盛岡から札幌まで移動したスケジュールをまとめます。これから旅を計画する方の参考になれば幸いです。
【1日目】
17:55 盛岡バスセンター発 → 八戸港フェリーターミナル行き「八盛号」乗車
 → 夕方の盛岡駅前はまだ人通りも多く、活気ある雰囲気の中で出発。
20:55 八戸港フェリーターミナル到着
 → 自動発券機でチケットを発券。出航前の待合ロビーは夏休みらしいにぎわい。
21:30 「シルバーエイト」乗船開始
 → 長いタラップを渡る瞬間は非日常感たっぷり。
22:00 「シルバーエイト」出港
 → 船内で宿泊。ラウンジや食堂、デッキから夜の海を眺めながら特別な時間を過ごす。

【2日目】

6:00 苫小牧港到着
 → 澄んだ朝の空気に包まれ、北海道に上陸。
6:46 札幌駅行き高速バス「とまこまい号」出発
 → ターミナルロビーで少し待機した後、スムーズに乗車。
9:00 札幌駅到着
 → 渋滞の影響で20分ほど遅れたものの、午前中に札幌に到着。到着後はすぐ観光に繰り出すことができた。
【移動費用】
片道合計:8,400円(税込)
(盛岡 → 八戸バス代、八戸 → 苫小牧フェリー2等料金、苫小牧 → 札幌バス代を含む)

このように、盛岡を夕方に出発すれば、翌朝には札幌で観光をスタートできるのが「なかよしきっぷ」の大きな魅力です。移動中も快適で、旅そのものが思い出になる。コストパフォーマンスと旅情を両立できる移動手段として、自信をもっておすすめできます。



盛岡駅西口バスターミナル

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アクセス

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ウェブサイト

岩手県バス協会



八戸港フェリーターミナル

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アクセス

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ウェブサイト

シルバーフェリー



苫小牧西港フェリーターミナル

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アクセス

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ウェブサイト

苫小牧西港フェリーターミナル