東北から日本を知る！
歴史・文化に触れる旅
「実は最近、歴史がおもしろい」「昔の時代に興味がある」
そんな老若男女におすすめのスポットを巡る歴史・文化に触れる旅。
貴重な遺跡や建造物の数々に出会い、教科書からは感じられない感動を体感しよう
苫小牧港からフェリーで出発し、八戸港へ到着。
世界遺産の縄文遺跡群に、現存する奥州藤原氏ゆかりの寺院など
いにしえの日本を想像しながら、グルメも堪能しよう。
縄文遺跡群が点在する東北ロマン
青森～岩手＜縄文時代ゾーン＞
2021年に世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」は、
北海道、青森県、秋田県、岩手県の4道県に点在する17遺跡で構成されています。
その中の一つが「御所野遺跡」。
まるでタイムトンネル？木製歩道橋「きききのつりばし」が遺跡への入り口となり、タイムスリップをして縄文人の気分を味わえるようなムラの跡を体感できます。
縄文時代中期、約800年続いたというムラの跡には、土屋根の竪穴建物跡があり、盛土遺構からは、大量の土器や石器と共に、焼けた動物の骨や堅果類、土偶などの祭りの道具が出土。
農耕以前の北東アジアの人類の生き方を今に伝える貴重な遺産で、1万年以上に渡り、採集、漁労、狩猟により定住した縄文時代の人々の生活と文化が息づいた空間が広がります。
南部杜氏の酒造りに、冷麺発祥の地！
岩手・盛岡周辺＜グルメ歴史ゾーン＞
御所野遺跡から南下すると、花巻市石鳥谷町に到着。
石鳥谷町では、日本三大杜氏の一つであり、江戸時代からの歴史ある「南部杜氏」の酒造り文化に触れることができます。
古くから伝わる酒蔵を解体復元した土蔵造りの歴史的建物「南部杜氏伝承館」には、酒造りにまつわる道具をはじめ、蔵内行事のミニチュアや、直径２メートルの酒仕込み用桶などが展示されています。徳川4代将軍・家綱の時代、1678年頃、酒造りを始めた近江商人が大阪から杜氏を招いたのが南部杜氏のきっかけと言われています。
歴史の中で技法が伝承されてきた南部杜氏の酒造り！日本酒の試飲はもちろん、お酒を使ったお菓子のお土産もおすすめ。
盛岡といえば味わっておきたいのが「盛岡冷麺」！盛岡冷麺発祥は、昭和29年創業の「食道園」と言われています。
先代が、辛味のない平壌冷麺に、故郷・咸興の辛味のある冷麺の味をミックスし盛岡冷麺が誕生したのが始まり。
厳選された牛肉をふんだんに使用したスープは絶品。
お店では、冷麺同様創業時から好評の国産牛肉を使ったカルビランチも人気です。
奥州藤原氏ゆかりの寺を探訪
岩手・平泉＜平安時代ゾーン＞
世界遺産の町として知られる平泉。
まばゆいほどの金色に輝く「中尊寺」の「金色堂」に、平安時代の雅の情景を今に伝える「毛越寺」の「浄土庭園」など、平安時代末期、奥州藤原氏三代によって築かれた平泉の文化遺産を間近に感じることができます。
平和な国を目指し度重なる戦により命を落とした敵味方すべての霊を慰め、弔うために、初代・清衡が「中尊寺」の建立を始めたと言われています。
外側も内側も全て金箔で覆われ、内陣まで豪華に飾られた「金色堂」は一見の価値あり！
のちに二代・基衡によって、平泉の街づくりのために建立された「毛越寺」の見どころは、当時の姿を今に伝える浄土庭園。大泉が池を中心に、枯山水風の築山、玉石をを敷き詰めた州浜、浪返しにあたる立石などが配され、自然をひとつの浄土庭園で縮景し表しています。目に浮かぶのは800年以上もの昔、栄華を極めた仏都平泉の華やかさ。
知らなかった歴史の謎に触れられる東北の歴史・文化に触れる旅。
一人旅はもちろん、親子で、夫婦でも、楽しめますね。
おすすめの利用便
□苫小牧発／八戸着
シルバープリンセス 21:15→翌04:45
シルバーティアラ 23:59→翌07:30
御所野遺跡
- 住所
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岩手県二戸郡一戸町岩舘
- TEL
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0195-32-2652（御所野縄文公園）
- アクセス
- ウェブサイト
中尊寺
- 住所
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岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202
- TEL
- アクセス
- ウェブサイト
南部杜氏伝承館
- 住所
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岩手県花巻市石鳥谷町中寺林7-25-1 道の駅石鳥谷内
- TEL
- アクセス
- ウェブサイト